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シーサケット県 ソンポン君(17歳) 2009年9月
今年で17歳になるソンポン君(ニックネーム:ロイ)は、現在中学2年生に在籍しています。数年前にお父さんが亡くなり、今はお母さんと二人暮らしです。お父さんが生前、学校の地域教育委員会のメンバーだったこともあり、お父さんが亡くなった後、お母さんをはじめ学校の先生みんなでロイ君の通学をサポートするようになりました。
7月にWAFCAからもらった新しい手こぎ三輪車を自分でこいで、友だちと一緒に通学します。片道5キロを毎日通っています。ロイ君は三輪車で出かけるのが好きです。9月に彼を訪れた時には、2ヶ月で壊れてしまった箇所がありました。お金が貯まったら近所のオートバイ修理屋でなおしてもらおうと思っています。
ロイ君は脳性まひを患っていてはっきりと言葉を発することができません。短い単語を口にしたり、数字を数えることはできますが、文章をつくったり複雑な質問には答えられません。また、友だちと一緒に教室で勉強したり試験を受けることができません。先生も無理に課題を出すよりもできる活動に参加するようにと見守っています。来年中学3年生を修了するまでは学校に通い、修了時には学校が独自に作った修了書を贈呈する予定です。その後の進学予定は今のところありません。
毎日朝6時頃に起床し、自分で身支度を整えます。7時半に学校に行き、11時半には昼食をとりに一旦自宅に戻り、午後に再び学校に戻ります。放課後は友だちと近所に出かけます。広場でサッカーなどをして遊ぶ友だちを見るのが好きです。
お母さんは普段は農業でお米などを作っていますが、シーズンが終わると、繭からシルクを織って売る仕事をしています。シリキット王女のプロジェクトで、一定の品質を認められたタイシルク生産技術者に与えられる資格を持っているので、より高い値段で売ることが保障されています。また、村の女性にシルクの織り方指導もしています。しかし、すべて手作業で1枚織るのに2~3ヶ月かかってしまうため、3ヶ月で約2千バーツ程度(6千円くらい)の収入にしかなりません。奨学金で制服、かばんを購入し、三輪車を修理したいと思っています。
2009年9月




